昨日は首都圏エリア市民ランナーの有馬記念的な走り納めのイベント感が漂う「足立フレンドリー」の応援に行ってきました。
例年、私の応援場所は10kmとハーフの2種目共通の折り返し地点となるコース下流側の四ツ木橋付近と決めています。
自宅最寄りの京成市川真間駅からレースコースに最も近い京成四ツ木駅までの乗車時間はたった10分という真夏でも凍らしたアクエリアスが全く溶けない距離感。
走ることより応援することの方が多くなった黄昏期の私にとって「足立フレンドリー」は一年の終わりを刹那に感じる風物詩となりました。
また葛飾・四ツ木は日本にサッカーブームを巻き起こした震源地で、昨晩に劇的なアルゼンチンの優勝で幕を閉じたカタール2022に参戦した世界各国の代表選手にも大きな影響を与えたとされる「キャプテン翼」の作者、高橋陽一さんゆかりの地でありサッカー界の聖地でもあります。
現在、四ツ木駅は京成電鉄とのコラボレーションで「キャプテン翼」一色に染まっています。駅舎全体は翼の世界観にラッピングされ、列車接近メロディーも構内アナウンスも翼です。
駅から荒川河川敷の土手堤を越えて、トップ選手が通過する少し前に応援地点の四ツ木橋のガード下に到着した瞬間、ふいに目に飛び込んできたのはサッカーの聖地・四ツ木らしい落書きの数々でした。
私はマラソンの応援をすっかり忘れて思わずガード下のコンクリートに刻み込まれた意味の深い文章を読み漁り始めました。
バンクシーの落書きがアートなら、四ツ木橋直下の落書きは未来へ突き進む日本サッカーの聖書に値すると思います。
キャプ翼、こち亀の両さん、柴又の寅さん、リカちゃんにモンチッチにトミカ、帝釈天に水元公園、葛飾には愛すべきものたちで溢れています。
そして「足立フレンドリー」の応援を終えた帰り道、京成電車を途中下車した立石駅近くの呑んべ横丁お一人様の昼飲みでふと気付いたこと。それは私は人生でハーフの大会を走ったことがないという事実。
酔っていた勢いあまって草レースの王道「小布施2023」をポチりました。知る人ぞ知る仮装レースのキングオブキングですが、私の現在の体型は着ぐるみみたいなモノなので十分に素でいけると思います。来年の夏が楽しみ!
END